e-MATCHの目的
e-MATCHの背景
救急搬送の見える化までの道のり
ある県の課題解決のため
奈良県の救急においては、搬送時間や照会回数が全国平均を大幅に下回る等、消防機関と医療機関との連携が指摘され、平成21年の消防法の改正による「傷病者の搬送及び受入れに関する実施基準」の策定に際して、現状を改善し迅速適確な搬送を実現する工夫が求められていた。
地域の救急医療の全体を見える化のため
平成22年、搬送実施基準の策定と並行して県立医科大学病院、県内消防本部等とともにICT利活用による解決策に取り組み、傷病者の観察に基づく搬送先の選択支援(意思決定支援)や搬送中の救急隊と医療機関の情報共有機能だけでなく、地域の救急医療の全体を見える化し、業務へフィードバックすることで緊急医療の質の向上を可能とするe-MATCHの開発を行った。
e-MATCHのコンセプト
e-MATCHは、以下の3つのコンセプトをもとにデザインされました。
緊急度判定と搬送実施基準に基づいた病院選定の支援
フィードバックによる医療の質の向上(PDSAサイクル)
搬送中の患者の状況を医療機関と共有
日々の利用で入力されるデータを蓄積
搬送に関するすべての情報が自動的にクラウドデータが蓄積されます
蓄積されたデータをシステムが分析
蓄積されたデータの中で意思決定に手助けするデータを分析します
意思決定や業務改善を支援する情報として提供
分析した情報を定期的に提供します
提供された情報を基に成された判断・行動を入力
情報によって出た改善事項などを新しく反映します
重症以上傷病者の照会回数4回以上の割合
総務省消防庁 平成20年~平成30年中「救急搬送における医療機関の受入れ状況等実態調査」より作成
導入前:平成23年4月~5月を集計
導入後:平成24年6月~1月を集計
・2020年11月 月刊事業構想 編集部
・2017年 総務省 地域情報化大賞
e−MATCHによる奈良県の救急医療体制改善への支援(PDF)
・2017年10月13日 Forbes JAPAN
・2017年12月7日 日本経済新聞
・2013年6月26日 総務省動画チャンネル(動画)
奈良県救急医療管制支援システム(e-MATCH)事業(特定非営利活動法人ヘルスサービスR&Dセンター(CHORD-J))
お問い合わせはこちら
CONTACT
© 2022 Bird's View Inc.